港町今治を音楽で彩る「第18回今治ジャズタウン」(実行委員会主催)が27日夜、市内各所で始まり、愛媛県内外のジャズアーティストが軽快な音色でファンらを魅了した。28日まで。
 瀬戸内しまなみ海道開通を記念し、1999年から毎年開催。27日のタウンステージでは、市内の民宿や映画館など6カ所で計7組が演奏した。
 同市風早町4丁目の幡勝寺では、松山市を中心に活動する小田瞳さんとせきやまさしさん、米ニューヨーク在住の福森道華さんと石川政実さんのデュオ2組が本堂でセッション。「オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート」などスタンダード曲を華麗に披露し、観客はうっとりと耳を傾けていた。
 同寺を含む今治市中心部の寺町通りの11カ寺では「大人の夜市」も開かれ、浴衣の男女らが写経体験や寄席などを楽しんだ。
 28日は同市東門町5丁目のテクスポート今治でメインステージがあり、杉本篤彦グループや猪俣猛ジャズテット、ジャズシンガー豊田チカさんらが出演する。